円に内接しない四角形で成り立つ恒等式の証明です。方べきの定理を用います。
問題:
問題:
四角形 は円に内接しないとする。 と を三角形 の外接円の中心と半径とする。同様にして、 と を定義する。この時、下記の式が成立することを示せ。
(出典 : 国際数学オリンピック 2011年 Problem Shortlist G2)
解答:
と の交点を とする。 三角形 の外接円と直線 の交点を とする。方べきの定理から、
かつ、 となる。 とすると、 となる。 と書くとすると、
以上のことから、求める左辺は各項の符号に注意すると、
となり、題意が証明できた。
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